白い紙に筆と墨が大胆に躍り、5分間ひたすら、動くことの快感に没入させてくれるアニメーションでした。宮嶋龍太郎(りょうたろう)さんの短編「CASTLE」。戦国の城と茶室というモチーフが掛け合わされ、極大と極小をダイナミックに往還。モノクロなのにめくるめくイメージの奔流を展開します。
城の石垣を登る侍、そこからグワッとカメラが引いて大俯瞰(ふかん)になるとそれは城の図面? いや模型? 今度はある建物へズーム! ドカンと飛んできた大砲の弾にカメラが密着しそのまま屋根に迫って迫って迫ってドカンと大穴! こんな感じで全編ワンカットで画面が運動し続けます。筆致はシャープで躍動感いっぱい。同時に、どの絵もセンスよく構図が決まっており、一枚絵としても魅せられます。
この作品に出合ったのは、8日に横浜で開催された東京芸大大学院映像研究科アニメーション専攻第11期生修了制作展「GEIDAI ANIMATION11 ネオ」の内覧会。しかもこれ、修了制作(全6本)ではなく「一年次作品2020・交換留学生+α」(全16本)の中の1本でした。おいおい、こんな映画祭入賞レベルの立派な作品が一年次なの?と思ったら、宮嶋さんは1989年生まれで第8期生。東京芸大の充実した制作環境から離れがたく、現在は研究生という身分で、アニメ作家として創作活動をしています。ビックリしたけど「+α」枠だったのね。
宮嶋さんのホームページを見ま…
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