Search

【新型肺炎】感染拡大、滞留で空コン不足も。一部再開、欠便追加相次ぐ - 日本海事新聞

 印刷【速報】2020年02月13日デイリー版1面

 新型コロナウイルスの影響が続く中国では、10日から一部地域で営業が再開した。ただし、海運会社など多くの会社の中国拠点では10日以降も、在宅勤務が中心となっている。各コンテナ船社・アライアンスでは春節(旧正月)明けの追加減便を実施しているため、「今週も中国積みは休みで、まだ動き出していない」(船社関係者)。また今回の影響で大量のコンテナが中国内陸部などに滞留する可能性も指摘されており、「コンテナインベントリーに支障が出て、空コンテナの供給に支障が出るのでは」(別の船社関係者)との懸念が高まっている。

 コンテナ機器に関しては、日中航路では既に空コンテナが不足気味という声も聞こえている。このほか、「中国に輸送したフラットラックコンテナが戻ってこない」「寧波では大量のコンテナが積み上がっており、ヤードの処理能力が限界に近づいている」などの話も出ている。上海や寧波など華東地区ではヤードでの混乱が多い一方、華南地区は比較的落ち着いている模様。

 中国国内のコンテナドレージ輸送では、市内での移動は特に支障はないようだが、「感染拡大を防ぐため都市間の移動が制約されているため、一部で支障が出ている」との情報もある。

■2Mなど追加欠便

 営業再開となった第7週(2月9日の週)だが、各船社・アライアンス共に春節休み延長に対応して、欠便の期間を拡大している。こうした対応に加え、一部では来週以降の船腹削減を予定するところもある。マースクとMSCの定航アライアンス「2M」は、ここにきて東西基幹航路での追加欠便を相次いで公表している。第7週までの欠便に加え、第8週(2月16日の週)にはアジア-北米航路のTP6/パールサービス、アジア-地中海航路ではAE20ドラゴンサービスをそれぞれ欠便する。

 2Mは第8週に北米ガルフ向けで欠便を決めており、削減幅を上積みすることで需給環境の変化に対応する。

 中国の春節休みは1月30日までの予定だったが、新型肺炎の影響により、中国政府では武漢市のある湖北省など一部を除いて9日まで延長した。

 阪神港-上海間で貨客フェリー「蘇州号」を運行する上海フェリーは、今週11日上海出港分を欠便としたのに続き、来週便も欠便とする方向で調整中。旅客については2月中はブッキングを停止しているが、貨物輸送だけで本船を運航する可能性もあるとしている。

■実質は在宅勤務

 10日からの営業再開とはいえ、新型肺炎の影響で各企業とも在宅勤務を命じている会社が多く、実質的には企業活動が再開しているとは言えないようだ。主要コンテナ船社では自社ホームページ上で中国拠点の営業再開日時を公表しており、オーシャンネットワークエクスプレス(ONE)では武漢事務所を除き、再開日を17日としている。他の船社では10日から営業再開を公表しているところもあるが、「実際には一部のスタッフがいるだけで、在宅勤務が中心になっている」(船社関係者)。

Let's block ads! (Why?)



"空" - Google ニュース
February 12, 2020 at 03:44PM
https://ift.tt/2uDKXFD

【新型肺炎】感染拡大、滞留で空コン不足も。一部再開、欠便追加相次ぐ - 日本海事新聞
"空" - Google ニュース
https://ift.tt/33CWS2O
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "【新型肺炎】感染拡大、滞留で空コン不足も。一部再開、欠便追加相次ぐ - 日本海事新聞"

Post a Comment

Powered by Blogger.