阿部詩、全試合一本勝ちでＧＳ制覇…五輪内定を確実に - 読売新聞

　【デュッセルドルフ（ドイツ）＝松田陽介】柔道の東京五輪代表選考につながるグランドスラム（ＧＳ）・デュッセルドルフ大会が２１日に開幕し、女子５２キロ級で世界選手権２連覇中の阿部詩選手（１９）（日体大）が優勝し、東京五輪代表内定を確実にした。

　２７日に東京都内で開かれる全日本柔道連盟の強化委員会で代表に内定する。強化委では３分の２以上の賛成が必要だが、阿部詩選手は国際大会での実績でほかの代表候補に差をつけており、２１日に男子６０キロ級を制したリオデジャネイロ五輪同級銅メダリストの高藤直寿選手（２６）（パーク２４）とともに、内定が濃厚となった。

　阿部詩選手は得意の担ぎ技などで勝ち上がり、反則勝ちを含め、全５試合を一本勝ちで制覇。兄で男子６６キロ級の一二三選手（２２）（日体大）ときょうだいでの優勝を果たした。阿部詩選手は「五輪で優勝することが一番の目標なので、そこに向かって努力したい」と話した。

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