「0円ショップ」。その名の通り、店内の品物が全部タダという店を福岡でやります――。そんな話をSNSで知り、早速行ってみた。80平方メートルほどの店内に所狭しと中古の本や服、電化製品や雑貨が並ぶ。「これ、本当にもらっていいんですか」と半信半疑で尋ねると、「はい、どうぞ」。ありがとう。でも、もうけなくって大丈夫なの？
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すべて「0円」。中古の本や服、家電、雑貨が並ぶ「0円ショップ」=2020年2月17日午後6時10分、福岡市博多区須崎町、佐々木亮撮影
店は福岡市博多区須崎町のギャラリー「art space tetra」を借りて24日まで開かれている。
初日の17日。SNSやチラシで知ったというお客さんが次々にやってきた。文庫本を立ち読みする人。上着を鏡の前で羽織ってみる人。グラスや皿を品定めする人……。品物を持って帰る際、「今度は私が持ってきてもいいですか？」と切り出す人もいた。
九州大学大学院1年の男性は布地3枚を手に、「ソファのカバーを作ろうと、布地を探していたので、ちょうどよかった」。一緒に来店した2年の男性は本を8冊、手に入れた。「今度は自分が読み終わった本を持ってこようかな」
ショップを企画したのは山下陽光（ひかる）さん（42）。福岡市内で主宰するリメイク古着のファッションブランド「途中でやめる」が人気。バイトをやめ、好きなことをして自活して楽しく暮らす方法を指南した著書「バイトやめる学校」でも知られる。
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「0円ショップ」を企画した山下陽光さん（左）と、運営に加わった井野口匡さん=2020年2月17日午後7時10分、福岡市博多区須崎町、佐々木亮撮影
7年前までは東京・高円寺に古…
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February 21, 2020 at 08:00AM
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