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【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース - ブルームバーグ

People wearing protective masks walk past scaffolding inside a subway station in Seoul, South Korea, on Monday, Feb. 24, 2020. 

Photographer: SeongJoon Cho/Bloomberg

先週は日本経済が新型コロナウイルスの悪影響を受けるとの見方から、それまで安全通貨とみられていた円が売られる展開となりましたが、この日はドルが下落。米国も「対岸の火事」では済まされないようで、ダウ工業株30種平均は一時1000ドル余り下げ、先週には最も安全とされたドルの足元も揺らいできました。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

イタリアや中東でも

ウイルス感染拡大はイタリアで5人が死亡するなど世界的に 流行するとの懸念が広がっている。韓国とイランでも感染者数が増えたほか、アフガニスタンやバーレーン、クウェート、イラクでも初の感染が報告された。中国では3月5日に開幕を予定していた全国人民代表大会(全人代)の延期が決まった。湖北省武漢市ではいったん発表された隔離緩和措置が取り消された。

綱渡り

中国政府は工場の操業再開に向けた基準を緩め、2020年の成長および経済発展目標を引き続き達成できるよう、企業に 生産再開を促している。一方、生産再開はウイルスの新たな拡散というリスクももたらす。ウイルス封じ込めと景気低迷回避というはざまで中国は綱渡り状況にある。

有望な治療薬

バイオ医薬品メーカー、米 ギリアド・サイエンシズの株価が急伸。世界保健機関(WHO)の高官がギリアドの抗ウイルス治験薬「レムデシビル」について、新型コロナウイルスの治療薬として最も効果が期待できそうだと述べたことが好感されている。

人間らしくも

ウォーレン・ バフェット氏はCNBCのインタビューで、低金利環境に乗じてリスクを一段と取ろうとする生命保険会社などを批判した。利回り追求は「愚かなことであり、時間がたてばその影響も出てくる。しかし非常に人間らしいことでもある」と述べた。時として経営陣にリスクを伴う変革を決断させ、レバレッジドローンのブームや契約内容の弱体化につながるとも指摘した。

混迷からの脱却

メルケル独首相のキリスト教民主同盟(CDU)は、辞意を表明したクランプカレンバウアー党首の 後任選びを加速させると明らかにした。政局混迷から脱却を目指す。CDUは4月25日にベルリンで特別会合を開き、次期党首を選出する。現時点で党首選レースは白紙の状態で、週内にも各候補者が立候補を宣言する見通しだ。

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