Search

仕事で失敗が許されない時代に「本を読む」のが大正解なワケ(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

----------
ジャケ買いする、積読・併読する、感想文やメモは不要、途中でやめていい、速読はしない……。そんな常識をくつがえす読書法を提唱するのは、TBSで数々の人気バラエティ番組を手がけたプロデューサーで、著書『読書をプロデュース』を発表した角田陽一郎氏だ。現実で失敗できないからこそ、本の世界で「トライ&エラー」を繰り返そう、と提唱する角田氏。読書のすごい効用について存分に語ってくれた。
----------

【表】これから給料が「下がる仕事」「上がる仕事」全210職種を公開

成功の裏に必ず失敗あり

 人間の失敗は『こんなはずじゃなかった』というケースが大半で、それは逆に言えば『その結果を想像できなかった』からだと言えます。

 でも、仮にどれほど想像力があったしても、人間が神のごとく完璧な存在になるのは不可能です。絶対に失敗しない人なんていないでしょうし、何の下積みもなく成功できるわけでもないでしょう。

 僕たちは、できない経験を経たり、失敗や挫折を重ねたりして成功体験を得るものなのだと思います。

 それが現状、いつの間にか「挫折を繰り返すことはムダ」「失敗はなるべく避けるべき」という環境にさらされていないでしょうか。

 賞賛の陰には、努力や辛抱、失敗や挫折はつきものだと思います。

 イチローさんだって、打率のトップをひた走っている絶頂のときも、素振りは欠かさなかったそうです。素振りせずにプロになった野球選手は、おそらくいないでしょう。

 ちなみに、失敗には「やらない失敗(練習不足)」と「やりすぎの失敗(練習過多)」があります。

 今は社会全体として余裕がないので、前者は「やれなかった失敗」となってしまう場合もあります。

 社会に出れば、研修期間はそこそこに、いきなり表舞台に放り出されたりします。準備にかける時間は少ないくせに、猶予期間が皆無だったりするので、個人にも組織にもバッファ(遊び)がないのです。

トライ&エラーで人は成長する

 そもそも、時間や機会には限りがあります。本人だけに責任があると言えない場合もあるでしょう。

 どんなに「失敗したくないし、うまくやれる自分でいたい」「努力やガマンする姿をさらけ出したくない」などと願っても、現実ではうまくいくことのほうが少ないと思います。

 入社前に想像していたよりも、つらく、時間がかかりますし、つまらなかったり、面倒だったりします。

 以下の「本を読まない5つの理由」は、社会で生きていくために必要なことのすべてでもあるのです。

 ・つらい=成果を求められる。

 ・時間がかかる=何度もプレゼン資料をつくったり、何度も上司にかけ合ったり、何度も自分や商品、企画を売り込む。

 ・つまらない=自分では「ムダ」「ためにならない」と思うことを聞いたり、動いたりする必要がある。

 ・知らない=価値観の違う人、文化の違う人と仕事をする。

 ・面倒くさい=根回し、忖度、腹を割って話すことをバランスよくやっていく。

 拙著『13の未来地図 フレームなき時代の羅針盤』(ぴあ)の中で、僕は「若者から失敗体験を奪ってはいけない」「たくさんのトライアンドエラーを経験しないと人は成長できない」と書きました。

 その意見は今も変えていませんが、今現在ですら、ますます仕事に効率化や高速化が求められています。

 これからの時代はなおさら、ゆっくりトレーニングをさせてもらえる場所は減り続けていくでしょう。

【関連記事】

Let's block ads! (Why?)



"本" - Google ニュース
March 13, 2020 at 01:01PM
https://ift.tt/3aUtUys

仕事で失敗が許されない時代に「本を読む」のが大正解なワケ(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース
"本" - Google ニュース
https://ift.tt/2sW4orS
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

Related Posts :

0 Response to "仕事で失敗が許されない時代に「本を読む」のが大正解なワケ(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース"

Post a Comment

Powered by Blogger.