大型連休は、家族や友人と過ごしたり好きな趣味などに没頭したりと、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。長い休暇が終われば、再び仕事モードへとギアチェンジしなければいけません。GW開けからもスッキリとスタートを切るため、GW中の読書にオススメの本を5冊ご紹介します。
この記事のポイント
- ①連休中にビジネススキルを手に入れよう! あなたの言葉をスムーズに伝える「文章力」を養うための本
- ②疲れた心に優しくしみこむ2冊。とっておきのエッセイに、連休中は癒されよう。
- ③仕事への情熱を与えてくれる「お仕事」の本はコレ。連休中に、仕事へのエネルギーを貰えるかも!?
連休に読みたい!オススメの本 ビジネスシーンでのスキルアップや、ビジネスマインドが養える本
【こんな時におススメ!】
連休前の仕事の場面で、基本的なビジネスマナーや、スキルが全く身についてないことに気づいてしまった! けれど何から始めてよいか分からない……! という人に。読むだけでビジネススキルが身につき、連休明けからの仕事が待ちどおしくなるような本をご紹介します。
・前田安正/ 「マジ文章書けないんだけど ~朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術」 /大和書房
メールに稟議書に企画書……ビジネスの世界では、ありとあらゆる場面で、文章力が必要になってきます。自分の言いたいことを、相手にスムーズに伝えるためには、シンプルで分かりやすく、なおかつ力のある文章が書けなくてはいけません。
世の中にはたくさんの文章術に関する書籍がありますが、小難しいばかりで結局どうしたらいいかが分からなかった……そんな人にオススメしたいのがこちらの本です。
著者は、大手新聞社のベテラン校閲記者。就活中の大学生に、謎の新聞社の校閲おじさんが文章の書き方を教えるというスタイルをとっているため、小説感覚でスラスラと読むことができます。肝心の内容も「は」と「が」の使い分け方や「助詞」「能動態と受動態」の使い分けなど、文章を書く上では基本的な事柄でありながら、そこを抑えるだけで、文章がシンプルかつ分かりやすく書けるようになるという、まさに文章術のキモを綴ったもの。
書かれている文章は非常に平易で読みやすく、また、簡単な例題がたくさん使われているので、やってしまいがちなNGポイントも一目瞭然。文章を書くのが心の底から苦手で、でも何から始めたらいいか分からないという人に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。
連休に読みたい!オススメの本 仕事で疲れた心が癒される本
【こんな時におススメ!】
ただでさえ、就職や転職、異動などで環境が大きく変わる4月。慣れない人間関係や業務に追われ、気づけば心身共にぐったり……ということもあるでしょう。そうなるとますます連休明けに仕事に戻るのが憂鬱になってしまうもの。そんなお疲れ気味のあなたの心に、じんわり優しく染み込んでくれるのが、こちらの2冊。
・益田ミリ/ 「痛い靴の履き方」 /幻冬社
こちらの本は、コミックエッセイの名手・益田ミリさんによる、書き下ろしのエッセイ集です。気の合う友達たちと行く夕方の競馬場、沖縄への一人旅、飲み会後に書く原稿に頭を悩ませ、ホテルのティーラウンジでwi-fiと格闘し……。
取り上げているシーンは多種多様です。しかしどの話題でも、これといってドラマチックなことは起きません。さらっと読めてしまうのに、著者の考えていることや感じたことに共感したり、くすりと笑ってしまうような場面が続き、最後には何だか読んでいる方も肩の力が抜けてしまう不思議な本です。
ふと著者の耳に入ってくる見知らぬ人たちの何気ない会話や、不意に思い出す幼い頃の記憶も絶妙で、読み手の心にも懐かしさと切なさが蘇ってきます。こんな風に、一見何でもない日常から、ふと笑ってしまうような出来事や胸がきゅんとするようなものを掬い出す眼差しこそ、人生を楽しむための秘訣ではないでしょうか。
思い立ったら即旅行会社に直行し、ツアーを申し込む著者の軽やかなフットワークにもご注目を。読み終えた後、重たい心がほんの少し軽く、そして柔らかくなっていることでしょう。
・いしいしんじ/ 「そのように見えた」 /イーストプレス
「麦ふみクーツェ」「ぶらんこ乗り」(共に新潮社)などの名作で知られる作家のいしいしんじ。本書は、彼が出会った絵画や音楽、人々について綴ったエッセイ集です。エッセイでありながら、著者書く小説そのままの、キラキラとしたまるでファンタジー小説のような世界が展開していきます。
例えば、著者とつながりの深い神奈川県・三崎の魚屋「まるいち」に、魚類学者でタレントの「サカナくん」が訪れる場面。圧倒的なテンションと、純度100パーセントのさかなクンの魚愛?に、おかしくも温かな気持ちにさせられます。
日常で遭遇する様々な人や場面。それらをどんな角度から見て、どんな風に受け止めるかは、すべて自分次第なのだと改めて感じられるはず。
いくつになっても衰えるどころかむしろ際立っていく著者のみずみずしい感性に触れれば、連休明けの憂鬱な日常も違って見えるはず! 文章の背景にあるイラストにも癒されます。
連休に読みたい!オススメの本 仕事のやる気がみなぎる本
【こんな時におススメ!】
連休が明けると、再び始まる仕事生活。連休中の時間が充実していればしているほど、連休明けに会社に行くのが辛くなってしまいます。そんなあなたにオススメしたいのが、仕事への情熱や、更なるスキルアップを目指す意欲を与えてくれそうな2冊です!
・安藤祐介/ 「本のエンドロール」 /講談社
こちらの本は、SNSなどで話題に上りじわじわと版を重ねてきたお仕事小説です。
物語の舞台は、老舗出版社・慶談社の関連会社である豊澄印刷。熱血営業マン(でもその熱意が空回りすることも多い)や、現場を仕切る製造係長、DTPオペレーターなど、作家本人や編集者などと違い、普段は表舞台には決して出てこない立場の人々が登場する。
webが全盛の昨今、「斜陽産業」だと言われながら、出版社や作家からの無理難題に苦悩し、私生活でも様々な問題に直面する登場人物たち。
それでもそれぞれがプロとしての念持を持ち、目の前の仕事に真摯に向き合おうとする姿に、こちらの胸まで熱くなります。特にプロローグから数年後の様子を描いたエピローグは、読んでいてこみ上げるものが。
どんなに大きな組織であっても、結局ひとを動かすのは、個人の情熱であったり仕事への向き合い方だったりするのだと再認識させてくれます。
・北野新太/ 「等身の棋士」 /ミシマ社
藤井聡太に羽生善治、加藤一二三……と、棋界は近年話題に事欠きません。そこで生きる棋士たちの素顔を取り上げた本書は、スポーツ新聞の記者として第一線で将棋界を取材し続けてきた記者によるものです。
「究極の頭脳スポーツ」と言われる将棋の世界に生きる棋士たち。天才頭脳集団の中で凌ぎを削って生きる彼らの生き様は、常人には計り知れないものがあり、とても我々の仕事と比較することなどできません。
けれど取材の合間に棋士がふと吐いた言葉などが掲載された本書からは、大手メディアなどの報道からは伝わりにくい棋士たちの情熱や美的感覚を垣間見ることができます。
彼らのような天才棋士にはなれなくても、自分もささやかな美学や情熱を持ち続けながら仕事ができたら……そう思わずにはいられません。静かに心を燃やすことのできる本です。
働き方、人工知能、お金…20代・新社会人におすすめの本10冊の記事でもおすすめの本を紹介していますので、この機会にあわせてご覧ください。
【まとめ】本にパワーを貰おう! 連休中こそ読書を。
今回ご紹介した5冊は、いかがでしたか?
GW中に今回ご紹介した本に力をもらって、連休明けもエンジンかけていきましょう!
この記事を書いたライター
新聞社、育児雑誌の編集記者を経てフリーに。2人の子どもの子育て真っ最中。趣味は美術展巡り。食べること大好き。
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April 19, 2020 at 06:08AM
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