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【今朝の5本】仕事始めに読んでおきたいニュース - ブルームバーグ

A subway train arrives at the Times Square station in New York, U.S., on Tuesday, Nov. 17, 2020.

Photographer: Gabriela Bhaskar/Bloomberg

地元に愛されている老舗イタリアンから、予約が取れない高級すし店に至るまで、ニューヨークの レストラン産業には世界に誇る規模と奥行きがあります。2019年のデータによれば、2万3650店で働く労働者は 31万7800人。成功を夢見ながらウエーターやウエートレスで生計を立てる若者も多く、衰退はニューヨークの輝きを消してしまう恐れがあります。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

厳しい冬に

ニューヨークの デブラシオ市長は、レストランでの屋内飲食禁止をニューヨーク州が命令するのは「時間の問題」だ述べた。「1、2週間内」に営業を停止せざるを得なくなる可能性が高いという。4月に営業停止を余儀なくされた時は、業界の雇用者数は前年の3分の1を下回った。3-5月の課税収入は前年比で7割減少した。昨年のデータでは、民間雇用者12人に1人がレストランで働いていた。

脱線の危険

国際通貨基金(IMF)と20カ国・地域(G20)は、世界経済の回復に腰折れのリスクがあると警告。IMFは資産価格の上昇が実体経済との乖離(かいり)を示唆し、金融安定に脅威をもたらす可能性があるとの認識を示した。 G20はコミュニケ草案で、「回復には起伏があり、高い不確実性を伴い、強い下方リスクにさらされている」と指摘。あらゆる政策手段を引き続き活用していく決意を表明した。

半年が正念場

米ダラス連銀のカプラン総裁は、新型コロナウイルスの感染拡大で米経済が リセッション(景気後退)に逆戻りする可能性も「排除しない」と述べた。第4四半期に感染再拡大が猛威を振るい、人々の移動が大きく落ち込むようなら、「マイナス成長となる可能性もある」という。緊急プログラムが来年も続くことが極めて重要だとした上で、債券購入の規模を拡大することには賛成しないと述べた。

高リスク患者

オックスフォード大学は英製薬会社アストラゼネカと共同開発している新型コロナウイルスワクチンの第2相試験で、 高齢者の強い免疫反応を確認した。すでに米ファイザーおよびモデルナのワクチンが高い効果を示すことを明らかにしており、アストラゼネカとオックスフォード大のワクチンが同等の結果を出せるか、研究者らは第3相試験の結果に注目している。同結果は数週間内に公表される。

生活の崖

先週の米新規失業保険申請件数は5週間ぶりに増加し、エコノミスト予想を上回った。州の給付期間が終了した人向けに連邦政府が設けたパンデミック緊急失業補償(PEUC、期間13週)などの延長給付プログラムに移行する人は増えているが、こうしたプログラムは 年末までに失効するため、多くの人が政府支援を受けられなくなる。PEUCを受けている人は、約23万3000人増えて438万人となった。

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