読書のゴールはアウトプットにあり
「読書術」というと、「速く読む方法」を連想される方が多いでしょう。昨今、巷では「速読」「瞬読」などテクニカルな読書法が注目を浴び、講座に通う人も増えているようです。 しかし、速く読むこと自体にさほど意味はないと思います。私自身は書籍紹介記事を多数書いていることもあり「1冊10分」で読む術を持ってはいますが、速さ自体に価値を置いているわけではありません。 本は本来、「好きに読んでよい」ものです。自分に合った方法で読むのが一番ですし、「読み始めたら最後まで読まなければ」「名著だそうだし、読んでおかないと」などの義務感も必要ありません。 読みたい本を選び、楽しみながら読んでこそ、読書は幸福な体験となります。それは結果として、速く深く読むことにもつながるでしょう。 そうした読書が最終的に「身になる」わけですが――そこに至るにはもう一つ、必要なプロセスがあります。それは、反復することです。読んでいる間にどれほど没頭しても、記憶はすぐに薄れるもの。 有名な研究なのでご存じの方も多いでしょうが、記憶の残存についての「エビングハウスの忘却曲線」によると、人は何かを学んだ後、20分でその内容の42%を、1時間後で56%を、1日後には67%を忘れてしまうそうです。 忘却を防ぐには、間を置かずに何度も読み直すことが必要です。24時間以内に10分間復習、一週間以内に5分復習、という具合に反復・咀嚼すれば、内容は記憶に定着し、真に「身になる」読書となるのです。 この反復に、もっとも効果を発揮するのが「アウトプット」です。概要と感想を書き出す、人に話す、読書会で共有するなどの方法で、読書体験を出力すること。読書を始めるときはいつも、ここをゴールに設定しましょう。
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July 25, 2020 at 08:36AM
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1年で1000冊の本を読むコラムニストの「記憶に刻む読書法」(PHP Online 衆知(THE21)) - Yahoo!ニュース
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