葬儀の形が多様化している。樹木葬や海への散骨などが知られているが、「宇宙葬」を手がける業者も。少子化などで先祖の墓の維持や遺骨の管理に困っている人が増えているのが背景にあるという。
風船に遺骨を載せて成層圏まで運び、散骨する「バルーン宇宙葬」。遺骨が大空を漂い続けるというロマンにひかれ、少子化などで先祖の墓の維持に悩んだり、遺骨の管理に困ったりしている人からの依頼が増えているという。
「大空から見守っていてほしい」「誰にも迷惑をかけず自然にかえりたい」。そんな願いをかなえようと、宇都宮市の「バルーン工房」が考案した。40年以上にわたってバルーン事業に携わってきた経験や技術を生かして研究を重ね、2011年に事業化した。
最低10メートル四方の広さで、近くに高層ビルや電線などの障害物がない場所が実施条件。バルーンに細かく砕いた遺骨を詰め、ヘリウムガスで直径2~2・5メートルの大きさに膨らませて上空へ放つ。約3時間後、高度40~50キロの成層圏付近に達すると気圧は地上の約100分の1に下がり、バルーンは3~4倍に膨張して破裂し、散骨される。
拡大する中央の大きな風船に遺骨を入れて飛ばす「バルーン宇宙葬」(バルーン工房提供)
同工房によると、これまでに全国で300件近い実績があり、100人ほどが生前予約を済ませているという。35歳で病死したパイロットの遺族や、海外旅行が好きだった故人の遺族からの依頼もあったという。
価格は1人24万円。ペットは1匹18万円。同時葬送する場合の追加料金は1人12万円、ペットは1匹5万円(いずれも税別)。別途、粉骨代が必要。
バルーン工房の小野寺義博社長は「墓を持たずに、遺骨の置き場に困っている人からの依頼も増えている。まだ実績は少ないが新しい散骨の形として提案していきたい」と話す。
同工房によると、散骨について法律では明確な規定がなく、法務省は「海、山への散骨は節度ある方法であれば遺骨遺棄に当たらない」、厚生労働省は「遺灰をまくことは『墓地、埋葬に関する法律』で規制するものではない」との見解を示しているという。
環境省も「バルーンリリースは制限することはできないし、法律で規制することは考えていない」としている。
自然環境に配慮し、バルーン自…
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